感覚的音楽理論入門 楽典「実際の音で学ぶ 和音と音程の関係」

初心者のうちは、音程の度数について考え込まないとわからない人もいるように思います。そんなとき、とっておきの方法があります。

この方法は、和音の響きについて感覚を鍛えることが先です。「音を出して和音の種類を聴きわける遊び」からスタートしてみてはいかがでしょうか?

ピアノのレッスンと一緒にやることで、知らず知らずのうちに和音の種類や音程の知識を身につけることができます。

目次

三和音の響きをあてる

三和音には長三和音短三和音減三和音増三和音と4つの種類があります。これらの響きを譜面を見ずに聴き分けられるようになることがスタートです。わたしも幼少の頃、遊びとしてやっていた記憶があります。先生が理屈を教える必要はなく、生徒さんご自身で響きを「わかる」ことが大切です。

わたしの記憶では、長三和音=明るい 短三和音=暗い 減三和音=寂しい 増三和音=不思議

このように自分で感じて和音当てゲームを楽しんでいたと思います。楽典に関しても小学校高学年くらいから、遊びの中で楽しんでわかるようになってきました。先生の教え方一つで、楽しくなったり苦痛になったりします。英才教育を受けておられる生徒さんは詰め込み教育をされているのでしょうか?

私にはその経験がないのでわかりません。今となっては、自分の方向性を決めてもらったのは、最初についた山奥の先生でした。その時から、音で遊ぶことは、今でも変わっておりません。

完全五度とは?

まず長三和音と短三和音の基本形をピアノで鳴らしてみましょう。そして外側の音だけを(根音と第5音)取り出して弾いてみてください。

宮之島しろ先生

どんな響きがしますか?

オレンジちゃん

透明で硬い感じかな?

このようにあくまでも感じで捉えることが大切。生徒さんが耳で感じを聴き分けられるように、立派なピアノ曲を弾くような奏法ではなく、2つの音が均等に伸びるように弾くことも大切です。柔らかな音が良いですね。

宮之島しろ先生

あと、完全5度をピアノで弾くとき、第3音があると思って、弾くといいね。頭の中で鳴らしながら・・ない音も想像することが感覚アップの秘訣かもしれないぞ。

オレンジちゃん

へぇ。強く思うとそのことが本当に起きるっていうけど、それと似てるような気がする。想像するって大事なんだね?

宮之島しろ先生

うん。想像は創造のはじまりと言われるくらいだからね。ところで、言葉だけでは分かりにくいと思って、簡単な音つき動画を作ってみたよ。

宮之島しろ先生

基本のキだからバカみたいでつまらないかもしれないけど、こーいうことを積み重ねることによって感覚が鍛えられて、なんでもすぐにできるようになりますよ。基本をおろそかにしていると、何十年音楽を続けていても「気づき」に乏しいんです。

オレンジちゃん

気づきってひらめきともいうよね?わたしもそういうの大切にして、猫笛の練習を頑張ります。

宮之島しろ先生

うん。今度は猫笛持参できてね。

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