譜面作成ソフト Dorico備忘録13「オートメーション」
オートメーションとは、時間の経過にあわせて、音量や音色などを変化させる機能です。音楽の表情づけといってもいいでしょう。オートメーションの機能は、Doricoにもついていますが、細かい編集作業には向いていません。
そこで多くのプロフェッショナルは、Doricoは楽譜を作ることに特化させ、DAWで演奏データを仕上げる方法をとっています。
Doricoでオートメーション
Dorico オートメーションの画面

- 再生モードもしくは記譜モードから、下パネルのキーエディターを開きます。
- オートメーション編集作業をしたい楽器を選択します。画面ではVl1が選ばれています。(画面左隅)
- 演奏技法から編集したい項目を選択。(画面ではベロシティ)
- ツールを選び、オートメーションを編集・入力します。(ツールは下画面の上部、白丸で囲んだ部分です。)
デジタルパフォーマー オートメーション画面の一例
デジタルパフォーマー ウインドウを並べる

デジタルパフォーマーは、必要に応じてウインドウの数を増減でき、並べ替えもできます。
この画面では、左上部から
- イベントリストウインドウ イベントを表示・非表示にでき、個別に手直しすることができます。
- マーカーウインドウ マーカーを設定しておくためのウインドウです。
- トラックウインドウ インストゥルメンタル・mididata・テンポ情報などをトラックにして表示します。
- シーケンスウインドウ 編集作業をするのに、ツールを使えます。(鉛筆で連続線を書くなど)
- セレクション情報 小節を設定します。
わたしはこの中ではイベントリストをよく使っています。他にもたくさんの便利な編集アイテムがあります。それぞれの音楽や使い勝手に応じて、独自の方法で編集作業を進めれば良いと思います。

比較して
一見してDoricoの編集画面は小さいことがわかります。
加えて連続データ(エクスプレッションやピッチベンドなど)を書くのに、微妙な表情づけがやりづらいのではないでしょうか?一本の線だけを書くとか、簡単な表情づけはできるでしょうけれど、音楽には線や図形だけでは表現できない場面がたくさんあります。
そこまでのことはやりたくない、めんどくさい、お手上げだという方も数多くいらっしゃると思います。そのような方は、Doricoだけで大雑把なデータを作れば良いと思います。
しかし、自分の音楽をよりよく伝えたい、克明に伝えなければ満足できないような方、できるだけより良きものを作りたい方は、DAWを使うべきです。
わたしは何十年もデジタルパフォーマーを使ってきました。途中人のおすすめでCubaseもほんの少し使ったことがありましたが、元に戻りました。ソフトは音楽に限らず、自分の考え方がものをいいますので、人が使いやすくても合わない場合がありました。
テンポ情報の調整など、DAWだけではやりにくい場合は、古い機材(単体シーケンサー)とつないでリアルタイムでテンポを入力したのち、無駄な情報を間引いたり、付け加えたりする手法もとれます。この場合フロッピーディスクが役立ちます。私もまだ使う可能性がありますので、フロッピーは保管しております。

それぞれに工夫を凝らして使うことが醍醐味でもあると思います。参考にしていただければ幸いです。

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