創作物の名前のクレジット

創作に関わった人の名前をクレジット(記載)することは絶対に必要と考えます。過去に、CD、演奏会、出版物、その他の仕事で、名前のクレジットがされないことはほぼありませんでした。>ただ1つの場合を除いて!

こちらが依頼しなくても、仕事に関わりのあった人物の名前を記載することは当然と考えています。他人の曲のyoutubeアップについても、著作者の記載をしない方はほぼおられません。音楽愛好家(未成年も含め)、専門家の区別はなしにして、9割がたデーターとして記載されていますね。

最近は、PDF楽譜のダウンロード販売をされておる音楽愛好家の方もおられますが、編曲だけの関わりでも作詞作曲、場合によっては歌手の名前クレジットをしなければ、サイトに楽譜を置いてもらうことはできません!

上記のようないわば常識となっていることを、全く知らずに活動されておるプロ演奏家の仕事をお請けしたことがありました。12年ほど前のことです。この演奏家の編曲に関わりまして、演奏会に伺ったところ、プログラムのどこにもわたしの名前のクレジットがされておりませんでした。

演奏会は有料でありましたので、仕事の実績として残るはずでしたが、なきに等しいということになりますね。

仕事の実績として残すことは、例えば芸術関係の政府の補助金をもらうときにモノを言います。補助金を受けるには、過去にどのような仕事をしていたか、ということが決め手の一つとなります。

無料演奏会であったり、ボランティアとして参加していたのでは、補助金をいただくことは難しいと思われます。補助金受給は専門家としての認定が第一条件なのです。これ以外にも条件は多数あり、受給は困難を極めることが多いと聞いています。

数年前芸術関係へのコロナ給付金というものがありました。そのときの専門家認定条件の一つに、チラシやプログラムへの名前の記載がありました。普段は放送関係の仕事をしていて、たまに演奏会の仕事を手がける方がいたとしたら、小さい催しでも、名前のクレジットをされた方が良いと思います。

今後もこのような給付金があるかもしれませんので、そのチャンスを活かすためにも、ご自身の名前を大切になさってください。

また、上記のような、名前のクレジットをしない音楽家とは、深いおつきあいはしないほうが身のためです。一事が万事と言いますように、他のことでも理不尽な(非常に不快な)思いをする可能性は大きいですので。

次回も創作関連の出来事を、実体験を元に記させていただきます。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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